看護師の勤務形態には、常勤や非常勤、パート、アルバイトなど、様々な種類がある。この中で最もメジャーな働き方と言えば、常勤であることに間違いはないだろう。常勤は正職員や正社員と呼ばれることもあり、就業先である医療機関から直接雇用される。パートやアルバイトとの違いは、社会保険が充実していることや、退職金や賞与があることだ。また雇用期間に定めが無いことも、常勤の大きな特徴だと言える。そんな常勤という看護師の働き方には、どのようなメリットがあるのだろうか。
まず第一に挙げられるのが、病院やクリニックにおいて看護師業務の中心的な役割を担うことから、キャリアアップやスキルアップが見込めることだ。看護師の仕事は患者さんの命を預かるだけに、一定の責任も課せられる。そのような環境下で知識やスキルを深められることは、看護師の大きなやりがいだと言えるだろう。また常勤の看護師は、年収が高いというメリットもある。毎月の給与だけでなく賞与も支給されるので、パートやアルバイトと比べれば年収の差は歴然だ。
また、長いキャリアを積むことで昇給も期待できる上に、リーダーや看護師長などの役割を任されれば、役職手当も得られる。昇給やキャリアアップの過程は決して楽ではないが、根気強く頑張ることで将来が豊かになる。これも常勤の大きな利点の１つだ。ただし、常勤は夜勤にも入らなければならなかったり、医療機関によっては残業が多いなどのデメリットもあるので注意してほしい。このような過酷な現場を乗り越えるためには、体調に十分に気を付けながら、どんな仕事でも前向きに取り組む姿勢が必要だと言えるだろう。常勤のメリット・デメリットについてはこちらの『常勤看護師になりたいなら！』に詳しく紹介されていたので一読する事をおすすめする。